久しぶりのボランティアに来ています。
今回は芸大OBで行っているサポサポプロジェクトの企画に参加させて頂きました
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ワークショップ「錫を使ったキーホルダー作り」を福島県で。

常磐道がこのタイミングで開通したので、放射線量のことをメンバーでいろいろ話し合った結果常磐道を利用して北上。
情報は調べるといろいろ出てきました。どれを信用するのかと言う事になるのですが、時速70KmKで通過した場合、胸部X線写真の1/200〜300程度であると言う事でした。
高速道路に放射線量表記してあるのですが、5マイクロシーベルト毎時まで上がっていた場所がありました。放射能の知識として知ってはいましたが、その表記の数値以外は全くなんの実感も得ることもなく、ガイガーカウンターがないと全くわからないので本当に恐ろしいなと言う思いでした。

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常磐道で最高線量5.4 この場所以外にも線量表示が7.8箇所あったと思います。

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中間貯蔵施設だと思います。何とも言えない景色です。

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この送電線の先が福島第一原発、この送電線で東京に電気を送っていたのだと思います。
原発の水色の上部が見える距離でした。

 

南相馬市で「翠の里」と「森のふるさと」民宿に宿泊
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宿のふすま絵
すごくアットホームな雰囲気で、お酒も入って楽しい時間でした!!!
いつもボランティアは一人が多かったので、大人数も楽しい経験でした。

2日目に「錫のキーホルダー作り」
ワークショップは20名程の参加者の方に制作頂きました。
地元ではいろいろな企画があり月に2回は催しをされているそうです。
福島県は放射線量が高い地域もまだまだあり、避難生活をされている方もたくさんおられます。心のケア、運動不足解消、いろいろな意味でこういう活動が大事なのだとおっしゃっていました。みなさん会場に集まって楽しそうに話されているのを拝見して、こういう場所で集まる事って大事なんだなと実感しました。

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ワークショップは大盛況のうちに終了。
みなさんのお役にちょっとでも立てていたらうれしいです。

終了後は地元の方に案内頂き、いろいろな場所を見学させて頂きました。
南相馬市は2011年6月以来で、3年9ヶ月ぶり。前回の記事はこちらから
いろいろな場所を見て驚いたのは、宮城県と違い片付けが進んでいない場所がいたるところにあると言う事です。放射線量の問題が一番だと思いますが、3年9ヶ月前、南三陸町で見た震災2ヶ月後の状態が、福島県では4年が経とうとしている今も残っていると言う事です。

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写真は富岡駅前の様子

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富岡駅前に向かう途中の道路にて、
線量が高いと言う事で道路では停車も禁止でした。
脇道に入れないようにいたるところに柵が設けられていました。

地元の方から福島のことを忘れないでほしいと何度か聞いて、まだまだ出来る事はあるのだなと改めて思いました。ニュースでどんどん放送されなくなってきている現状があり、現地に来て見ないとわからないことがまだまだいっぱいあり、もっともっとその事を伝えて行かなくてはいけないと改めて認識しました。

宮城県でも福島県でも現地の方が共通しておっしゃられたことは、忘れないでほしいと言うことでした。僕自身、ボランティアの回数が少なくなってきている中で考える時間は確実に減ってきています。時間の経過と共にしょうがないことではなると思いますが、困っている方のために自分の出来る事を無理せずやっていきたいと改めて思っています。


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