突然ですが、studio crucibleの《クルーシブル》って何の事かご存知ですか?
普段の生活では聞かない単語なので、もしかしたら生徒さんの中にもご存じない方がいらっしゃるかもしれません。
辞書を引いてみると
crucible =坩堝
…見慣れない漢字ですが、「るつぼ」と読みます。
「人種のるつぼ」なんて言葉をよく聞くと思いますが、中に金属やガラスを入れて高温に熱して溶かすための道具です。
コレ↓
教室では金属の端材を溶かしてインゴットにしたり、何種類かの素材を溶かし合わせて合金を作ったりするのに使います。
以下ではシルバーの端材を溶かす様子をご紹介します!
まず、るつぼに端材を入れます。
酸素バーナーで加熱すると、だんだん赤くなってきて…
溶けて液体になりました!この瞬間がとても気持ちいいんです。
この液体を「あけ型」という型に流し込みます。
緊張のクライマックス!…なのですが、両手がふさがる作業なので写真が撮れませんでした…
ぜひ教室で生で見てみてください。
出来上がったインゴットがコチラ☆
これをローラーで伸ばしたり線引きしたりして欲しい形にしていきます。
ちなみにあけ型には縦型や横型、丸棒用など色んな種類があり、作りたい地金の形によって使い分けます。
こーんなかんじで、中途半端に余った端材を再生して新たな材料に生まれ変わらせることができるんです!
なので作品には使えなさそうなちっちゃい地金や失敗作でも捨てずに集めておいてくださいね☆
塵も積もれば山となる!ですよ。
質の良い地金に再生するためのコツや酸素バーナーの使い方など知りたい方は、教室でスタッフにお気軽にお尋ねください。
気温も下がってきてこれからが絶好のクルーシブル日和なので、酸素バーナー構えてお待ちしておりまーす?
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