彫金に関する数学のお話第3弾!

今回は「比重計算・密度計算」です。

シルバーで作ったお気に入りの作品を金やプラチナでも作ってみたい!と思うことありませんか?

そんな時に便利なのが比重計算。

比重計算ができれば完成品のおおよその重さが分かるので、見積もりも出しやすくなります。


まず、混同しやすい「密度」と「比重」の説明から。

・密度=物質1㎤あたりの質量。(g/㎤)

・比重=水(密度0.999973 g/㎤)を「1」としたときの質量比。

つまり、比重は水を基準とした重さの比のことです。
比なので数値に単位は付きません。

水の密度がほぼ1 g/㎤の為、「密度」と「比重」は数値的にはほぼ一緒となります。

《主な地金の比重》

ワックス・・・・・・約1
SV925/950・・・・・約10.5
K18・・・・・・・・約15.5
Pt 900・・・・・・・約20

※割金によって多少変わりますので上記の数字は目安です。


【素材を変えて制作する時の計算式】

同じ作品を地金の種類を変えて作っても体積は変わらないので、元の作品の重さが分かれば地金の比重を使って作りたい作品の重さが求められます。

<例>SV950(3g)のリングをK18で作った時の重さ。

3g×15.5/10.5=4.43g

 

 またワックスの比重がほぼ1なので、ワックス原型の重さに鋳造する地金の比重を掛ければ鋳造後の重さが求められます。

<例>0.4gのワックス原型をPt900で鋳造した時の重さ。

0.4g×20=8g


【製図から完成品の重さを求める計算式】

制作する作品の寸法が決まっていれば体積が求められるので、密度を利用して完成品のおおよその重さを計算することができます。

<例>0.48㎤の作品をK18で作った時の重さ。

0.48㎤×15.5g/㎤=7.44g

ピッタリ正確な数値ではありませんが、大体の見積もりができれば地金が届いてから金額にびっくりすることはなくなりそうです。

また、重さに制限があるピアスなどは、作る前にどのくらいの重さになるか分かるので安心ですね☆

不明な点は教室でスタッフにお尋ねください。


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